この家は、主要な柱、壁を残しつつもまったく違う空間に変化したリノベーションの家です。リビングスペースは、ただ天井の高い吹抜け空間であった。平面空間の割に天井が高すぎて落ち着きがない。窓が大きいのに明るく感じない。その吹抜け空間の1/3の高さを1階のリビング空間として利用、2/3を2階のウォークインクローゼットとして新たに増床することにした。適度な天井の高さと薄く切り取った窓によってリビング空間は快適に生まれ変わった。キッチンも閉鎖的に仕切られていたのでリビング、ダイニング、キッチンを開放し、繋がりのある大きな空間に変身した。建具の小窓、隙間などにはステンドグラス、オニキスを嵌め込み 白に統一した空間の中でアクセントとなる輝きを持たせている。大理石、珪藻土、造作家具、ガラスなど、白に統一された空間の中に住まい手の生活の色が加わることによってこの空間はより活かされること期待しています。
所在地 :名古屋市昭和区
構造 :木造2階建て
敷地面積:719.66㎡
延床面積:427.92㎡