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リフォーム その理由は?

明るく快適な家にしたい!

従来の日本家屋の造りは夏涼しいことを旨としており、夏でも玄関に入るとひんやり涼しく感じる家が多くありました。
でも、冬は底冷えがしたり、古くなってすきま風が気になったり。
また、家の中全体がうす暗く感じたりすることもあります。

明るいリビング、冬暖かく過ごせる家、家の中での温度変化が少なく、ヒートショックのない家を望まれてリフォームされる方が多いのもうなずけます。

現在は、断熱材には優れたものが多く、床や壁、天井などにきちんと施工すれば驚くほど暖かくなります。もちろん冷房の効きも良くなります。

できれば、床暖房を入れることをお勧めします。
その気持ちよさといったら。。。
入れて後悔する方は、まずいないでしょう。
後悔するのは、もっとあの部屋にも入れておけばよかった~ということばかり。

光や風の流れも計算して、不要な壁を取り除いたり、
反対に間仕切りをしたりと、建築家ならではのアイディアを取り入れれば
さらに快適なリフォームが実現することでしょう。

広すぎる家を何とかしたい!

とてもうらやましい話ですが、現実にはそういうお悩みもあります。
部屋が多すぎて陽の入らない部屋があったり、お掃除も大変だったり・・・。

そんな時は、減築(げんちく)という方法もあります。
それによってお庭も広くなり見違えるほど明るく快適な空間が生まれることがあります。
広い家ではなく、昔ながらの小さな長屋の場合でも、
裏庭に増築して家が暗くなっている場合があります。
元に戻してあげることで、風と光が通り抜ける快適な空間を取り戻すことができたりします。
その頃はピカピカだった新建材がぼろぼろになっているのを剥がしたら、
中から厚い杉板が顔を出したり、部屋の間仕切りから美しい欄間が現れたり、
思わぬ効果が得られることもあるようです。

壊してみてはじめて中が分かるというのもリフォームの面白いところ。
もちろん、反対に、あ~これは建て替えしか無理・・・という場合もありますが、
それはそれで、踏ん切りがつきますね。

二人のための家、終の棲家に

お子さまが独立され、夫婦二人だけ、
あるいはお一人でのお住まいにリフォーム・リノベーションをされる方が増えています。

子供室の2部屋を1部屋にしてゆったりとしたアトリエや趣味の部屋にしたり。
お友達を呼んで楽しく過ごせるキッチンにしたり。
ずーっと子育てで頑張ってきた世代が、ようやく自分らしい時間を持てるのです。
あれもこれもやりたくても我慢してきたことを
実現するためのリフォームは前向きでいいですね。

もちろん、バリアフリーにしたり、家じゅうの温度差がない工夫も欠かせません。
余裕があれば別ですが、
1年に数回しか帰ってこない子供たちのために部屋を余らせておくのはもったいない話。
自分達が快適に過ごせ、たまのお客様のためには、
フレキシブルに利用できる空間にしましょう。
そんなアイディアも建築家からいろいろ聞き出せるかもしれません。

二世帯住宅にしたい!

二階を若夫婦のためにリフォームしたい。お幸せですね、
少々狭くても家族みんなで仲良く暮らせるのは素敵です。
いくら仲良しでも、他人が一緒に暮らし始めればいろいろと気になるところは出てきます。
自分達がどんな暮らしをしたいか、何を我慢して、何を我慢できないか、5年後、10年後はどうなっていくかなど、いろいろと考えてみる必要があるでしょう。

お風呂は一つだけど、シャワールームがある。洗面所は一つだけど洗面ボールは2つある。
キッチンは一つだけど、みんなで一緒に調理できる。
子供部屋って本当に必要なのか。など、スペースを有効に生かしながら、家族が気持ちよく暮らす工夫も、らいふくれよんの建築家にご相談ください。

水廻りの改築は思いのほか、予算がかかるものです。
何を優先するかを家族で検討するのもより仲良しなるために必要なのかもしれません。

建て替えるのはもったいない!

親父が苦労して建ててくれた家だから、大切に住み続けたい。思い出がいっぱい詰まった家だから壊したくない。材料がもったいない。エコロジーに反する。などなど。。

そうなんです。日本人の美徳の一つ「もったいない」心が、なぜか戦後の住宅産業では忘れられ、家は25年経ったら建て替えるなどという使い捨てのプレハブ住宅が横行してしてきました。
確かに、25年経ってみすぼらしくなってしまった家は多々見かけますが、大工さんが丁寧に建ててくれた家は、何年経ってもその存在感は抜群です。

木の柱は、カンナをかければ良い香りを放ちます。
昔のガラスは味わいがあって今では貴重品。
やむなく撤去した建具を再利用したり、思い出を生かしながら、
住む人が快適になるように甦らせる。そんなことも建築家はお手のものです。

もちろん、耐震チェックをしたり、シロアリの被害がないかの確認など、
リフォーム後も長く住まうための確認や補修は大切です。
残すところと、改修するところを見極め、予算に応じて改築すれば、
家もきっと喜んでくれるでしょう。

マンションのリノベーション

同じ間取りのはずなのに、住まう人によってこんなにも違うのかと驚くのがマンションですね。
素敵だなーと思うお部屋を真似させてもらったりするのもいいでしょう。

キッチンまわりだけをリフォームするだけでもずいぶん快適になりますね。
お洒落なキッチンに作り変えてお料理教室を開くことも夢ではありません。
不要な壁を取り払って広い空間に変えてモダンなインテリアにリフォーム。
家に帰るのが楽しくなりそう。

または、和モダンにリノベーションするもの素敵です。
新しく和室をしつらえたり。工夫すれば掘りごたつを設けることだって出来ます。
味気ないアルミサッシでも、カーテンの代わりに障子をはめ込んだり、
エアコンも格子で目隠ししたり。

ここがマンション?と思うような和空間でも建築家ならアイディアがいっぱいです。